納棺から納骨までにやっておくこと

火葬する

火葬場での最後の別れとなる納の式をしたのち、遺体を火葬し、骨上げをします。骨上げの作法は地域によって違いがあります。

火葬を行う

火葬場に着いたら、死体火葬許可証を管理事務所に提出します。書類の確認後、火葬場の人が棺をかまどの前に安置してくれます。棺に小窓があれば、最後の対面をしてもかまいません。

かまどの前に仮祭壇が設置されるので、位牌、遺影、香炉などを置いて全員が焼香します。もし僧侶が同行していれば読経してもらいます。これを納めの式といいます。

このあと棺をかまどの中へ入れるので、全員で合掌して送り出します。

地域によっては、納の式は棺をかまどに入れてから行われることもあります。

控え室で待つ

火葬が終わるまでのあいだ、遺族は控え室にて待機します。火葬にかかる時間はおよそ30分〜1時間くらいです。

控え室では、遺族が火葬場に同行してくれた会葬者を茶菓などでもてなします。昼時にかかっていれば、昼食の用意が必要です。茶菓や昼食の手配は、依頼すれば葬儀社のほうで行ってくれます。

僧侶が同行した場合は、最上席に座っていただき、喪主がみずからもてなうのが礼儀です。ほかの遺族は出入口に近いところに座ってもらいます。

火葬場の係員への心づけ

一般に、火葬場の係員にはそれぞれ心づけを渡します。具体的には、火夫(かふ)、火葬場の管理事務所茶屋の人などです。

5,000〜10,000円くらいの金額を白封筒などに入れて渡しますが、葬儀社にお願いしておけばタイミングよく各人に渡してくれます。

また、公営の火葬場の場合、係員の多くが公務員であるなどの理由から、基本的に心づけは必要ありません。

しかし、どうしても感謝の気持ちを表したいということであれば、葬儀社の担当者に一度相談してみてもよいでしょう。

骨上げをする

火葬がすんだら、再びかまどの前に集まり、遺骨を骨壷に納める骨上げをします。基本的には下記のような手順で行います。

なお、骨壷はふつう葬儀場で用意してくれますが、事前に伝えておけば気に入ったものを持ち込むこともできます。ただし、火葬場によっては認められないことがあるので、事前に葬儀社に確認しておきましょう。

二人一組で骨を拾う

竹の箸や竹と木の箸を1本ずつ組みにしたものを使って、二人で一片の骨を一緒にはさんで骨壷にいれます。

箸を次の人に渡す

骨壷に骨を一、二片入れたら、箸を次の人に渡します。これにはこの世あらあの世へ無事に橋渡しをするという意味が込められています。

疲労順番は喪主、血縁の深い順に。骨は、足から順に体の上へ向かって拾い上げます。そして、最後に故人ともっとも縁の深い人がのど仏のお骨を拾い上げて納めます。こうすると、故人が立った姿のまま骨壷に納められると言われています。

ただし、骨上げの作法は地域によって、それぞれしきたりが違いますので、火葬場の係員や葬儀社の指示に従うようにしてください。

分骨する場合

分骨とは複数の墓に納骨することです。分骨する場合は、あらかじめ葬儀社の人に伝えておきます。分骨用の骨壷を用意してくれるでしょう。

また、火葬場の係員にも事前に伝えます。骨上げのとき、分骨用に骨を分けて納められるよう指示してくれます。

遺骨を持ち帰る

遺骨が納められたら、火葬場の人が骨壷を白木の箱に入れて白い布で包んで渡してくれます。このときに死体埋葬許可証も渡されますので、忘れずに持ち帰ります。骨壷を入れた箱に一緒に入れて渡してくれるところも多いようです。

帰りは喪主が遺骨を持ち、位牌と遺影を遺族が持ってくるまで帰ります。車の順序や席次は来た時と同じです。ただし、帰りは同じ道を通って帰らないようにすることが多いようです。

火葬にかかるお金

火葬には、おもに火葬料、控え室の使用料、骨壷代などがかかります。

火葬場に払う火葬料は、火葬場が公営か私営かによって金額が異なります。公営の場合、安価となります。火葬される間に利用する控え室の使用用は単純に部屋の利用料金です。火葬場に同行した人数が少ない場合、部屋を借りずに椅子だけ借りることもできます。骨壷は、棺と同様に多様な種類があり値段もそれぞれです。遺族が故人にふさわしいものを選んでください。

そのほか、火葬場の係員に渡す心づけや控え室で待つ間に会葬者をもてなす茶菓などの飲食代はなどがかかります。

内容 金額
火葬料 5万円〜18万円
控え室 300円〜3万円
骨壷 1,200円〜50,000円
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